男性育休に必要な貯金額は?シミュレーションしてみた
こんにちわ、えんちゃんです。
夫婦で育休を取った妻の方です。
- 夫婦で育休を取得してみたいけど、お金が不安。出産までにどれくらい貯めておけばいいのかを知りたい。
こういった疑問を解消します。
✔︎本記事の内容
- FP資格保有
- 夫婦で同時産休育休を2ヶ月半取得
- 月1+年1だけの簡単家計簿で家計を管理し、貯蓄率は年4割越え→4年間継続中
こういった私が解説していきます。
1、夫婦で1年取得するなら。平均家庭だと必要な貯金額は100万円
育休を取得しても様々な制度を利用することでお金をもらえることが出来ます。
今回は夫婦共に共働きを想定してシミュレーションしてみました。
シミュレーション内容
■プロフィール
・夫 31歳:年収400万 月収33万 (手取り 26.4万)
・妻 29歳:年収290万 月収24万 (手取り 19.2万)
→各平均初産年齢の平均年収を賞与無しの想定で月収換算
■もらえる金額と目安時期
産後1ヶ月:夫給与(26.4万円)
産後4ヶ月:夫育児休業給付金(40万円)
産後5ヶ月:妻出産手当金(52万円)
産後6ヶ月:妻育児休業給付金(30万円)、夫育児休業給付金(40万円)
産後8ヶ月:妻育児休業給付金(30万円)、夫育児休業給付金(40万円)
産後10ヶ月:妻育児休業給付金(30万円)、夫育児休業給付金(30万円)
産後1年:妻育児休業給付金(22万円)、夫育児休業給付金(30万円)
産後1年1ヶ月:妻給与(19.2万円)、夫給与(26.4万円)
産後1年2ヶ月:妻給与(19.2万円)、夫給与(26.4万円)、妻育児休業給付金(22万円)、夫育児休業給付金(30万円)
※金額は住民税を引かれた想定のおおよその金額(本来は手当てから引かれることはありません)
■支出
・3人家族の平均支出 約30万円
・出産費用:50万円ー42万円=8万円と想定
◼️出産〜1年間で復帰するまでの収支
支出:360万円+8万円=368万円
収入:370万円
2万円の黒字です。一見、貯金がなくても大丈夫そうです。しかし、産後1ヶ月〜産後4ヶ月までが未収入です。
また、産後1ヶ月時点でも妻の収入が見込めないため、家計は赤字になってしまいます。そのためその時の不足分(4万)+3ヶ月分の支出(90万)の合計94万円。つまり、約100万円は貯蓄が必要になりそうです。
2、【体験談】夫婦同時に産休育休取得した時のお金事情
産前に120万円ほどメイン口座に入れておいたのですが、一時期残高15万円ほどまでになり、少し焦った記憶があります。(とはいえその後手当て等でどんどん回復していきました)
産後、月の支出は産前比約1.3倍に増え、その後、産後半年で産前比約1.1倍に落ち着いています。内祝いやおむつの出費が落ち着いてきたからかと考えられます。
ちなみに、子なし→1人目出産の時は、年全体ではむしろ出産後の方が支出が8割くらいに抑えられています。これは外食や旅行といった2人だけのときにやっていた行動を取れなくなったためです。
3、支出の把握をしよう!アプリがオススメ
育休に向けて貯金額がどれくらい必要かを計算するためには自分たちの支出の把握が不可欠です。なぜなら、人によって支出は違うからです。一度ご自身の状況でシミュレーションしてみることをお勧めします。
忙しい人ほど、支出の把握はアプリがオススメです。
これから出産・育児と非常に多忙な日々をおくる予定なのに、レシートをいちいちメモしたりする時間はありません。また、パートナーと協力的に家計を管理していくためにも、アプリであれば共有もできて便利です。
自動化できれば何でもいいと思いますが、私はマネーフォワードを無料版で5年間使ってます。毎月1回支出をチェックするだけで、極端にアップしてしまった月があっても翌月取り戻す取り組みができますので、年間でみると大体いつも計画通りです。
出産後の慌ただしい日々の前に、インストールしておき、準備しておくのをオススメします。
支出の把握は貯金UPの第1歩。ぜひ、踏み出してみてください。
出産、子育てがんばりましょう!